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Berth

Berth vs Audiobookshelf:どちらのセルフホスト型オーディオブックサーバーを選ぶか

2026年10月27日更新

Audiobookshelfは最もよく知られたセルフホスト型オーディオブックサーバーです。成熟しており、ポッドキャストにも対応し、大きなコミュニティがあります。Berthは異なる考え方で作られた新しいサーバーです。ライブラリはデータベースで管理され、音声はオブジェクトストレージに置くことができ、スマートフォンはQRコードで接続します。両者の違いと、それぞれが向いているケースを紹介します。

結論

比較表

BerthAudiobookshelf
対象オーディオブックオーディオブックとポッドキャスト
ライブラリの元データデータベース。書籍はWeb管理画面からアップロードメディアフォルダをスキャン
ファイルの保存先ローカルディスクまたは任意のS3互換ストレージローカルまたはマウントしたファイルシステム
音声の配信署名付きリンクでストレージやCDNから、またはサーバー経由サーバー経由
リスナーのサインインQRコード、パスワード不要ユーザー名とパスワード
モバイルアプリ独自のAndroid・iOSアプリ(ストア未公開)公式Androidアプリ。iOSアプリはTestFlightでベータ版
サーバーのライセンスApache-2.0GPL-3.0
成熟度サーバー1.0(2026年10月)成熟、大きなコミュニティ

2026年10月時点の公開ドキュメントとイシュートラッカーに基づいています。Berthは2026年10月に最初のサーバーリリースを迎えたばかりで、アプリはまだストアに公開されていません。

フォルダスキャンではなくデータベース

Audiobookshelfは、メディアフォルダをスキャンし、どのファイルがどの書籍に属するかを推測してライブラリを構築します。フォルダが整理されていればうまく動きますが、余計なファイルが1つあるだけで2冊の書籍が統合されたり、ファイルを別のディスクに移すと再生状況との紐付けが失われたりすることがあります。

Berthでは、1冊の書籍はデータベースの1件のレコードです。Web管理画面でフォルダやファイルをアップロードし、Berthがタグから読み取ったタイトル、著者、ナレーター、シリーズ、年齢レーティングを確認してライブラリに追加します。チャプター、トラック順、カバーは書籍と一緒に保存されるため、ファイル名を変えたりファイルを移動したりしても書籍は変わりません。

ストレージと配信

Audiobookshelfはサーバーのファイルシステムから書籍を読み込みます。Berthもローカルディスクに保存できますが、任意のS3互換ストレージ(AWS S3、Cloudflare R2、Backblaze B2、Bunny Storage、MinIO、Yandex Object Storage)にも保存でき、Cloudflare R2には設定ウィザードがあります。

オブジェクトストレージを使うと、スマートフォンは有効期限の短い署名付きリンクでバケットやCDNから直接音声をダウンロードできるため、小さなホームサーバーや安価なVPSがボトルネックになりません。詳しくはS3ストレージをご覧ください。

スマートフォンの接続

Berthでは、管理者がリスナーを作成してQRコードを表示し、スマートフォンで読み取るとライブラリが表示されます。コードは1回限り有効で2分後に失効します。アプリはサーバーのホームネットワークのアドレスとインターネットのアドレスの両方を受け取り、管理者はどのデバイスでも接続を取り消せます。詳しくはスマートフォンの接続をご覧ください。

AudiobookshelfにあってBerthに(まだ)ないもの

よくある質問

BerthはAudiobookshelfのフォークですか?

いいえ。BerthはRustで書かれた別個のサーバーで、独自のデータベースモデル、API(OpenAPIで記述)、モバイルアプリを持っています。

ライブラリをBerthへ自動で移行できますか?

現時点ではできません。書籍はWeb管理画面からアップロードして追加します。フォルダやファイルをドラッグすると、Berthがタグ、チャプター、カバーを読み取ります。Audiobookshelfからのインポート機能は、最初のバージョン以降のロードマップに入っています。

BerthとAudiobookshelfを同時に動かせますか?

はい。両者は独立したコンテナです。Berthはデフォルトでポート8080で待ち受け、データは専用のフォルダに保存します。